2016年、2017年の3.11オモイデツアー

仙台市震災メモリアル協働プロジェクトの一環として、沿岸部の皆さんと一緒に活動してきた「3.11オモイデツアー」ですが、今年度末をもちまして市協働事業としての枠組みから外れることになりました。

2013年度市民協働提案型制度(震災メモリアル)で採用していただき、仙台市震災メモリア
ル・市民協働プロジェクト「伝える学校」構成団体として、震災アーカイブを利活用した3.11の伝え方を模索してまいりました。

2013年度は地元大学生たちが主体となって仙台市沿岸部の蒲生、荒浜、閖上ルートツアーを企画。「伝える学校」に衣替えした2014年度からはツアーを運営する「ゼミ生」を募集して沿岸部の町々を巡り、ツアーコンテンツの企画に取り組みました。2015年度は3つのまちを巡るルートツアーから、まる一日荒浜を楽しみ地元の皆さんと交流を図る滞在ツアーにシフト。2016年度からはさらに市民協働を推し進めるため、「スタッフ制」に仕組み変えて荒浜と蒲生を隔月で訪れる、現在の3.11オモイデツアー企画・運営体制ができました。
おかげさまで年々参加者が増え、2014年のべ88人だったのが、2015年はのべ220人、今年度はのべ506人の方にご参加いただきました。(ツアー番外編を含めるとのべ870名、ミーティングまで含めるとのべ925人)

荒浜・蒲生のファンを作りたいと願うスタッフの想いが、この数字に表れていることは間違いありませんが、それを受け入れてくださった荒浜再生を願う会さん、蒲生まちづくりの会さん、高砂市民センターさん、中野ふるさと学校さん、舟要の館笹谷さんのご協力のおかげでもあります。

場所があってはじめて私たちの活動が成り立ち、集うことでたくさんの笑顔が生まれました。集える場所を作っていただき、そして一緒に活動を楽しんでくださった地元の皆様に、スタッフ一同心から御礼を申し上げます。ありがとうございました!

GW中の5月のガイダンスから始まった今年度の活動。7月蒲生日和山初登山、10月初めての一般公募ツアー、12月市バス貸し切りなど、この一年間、スタッフと様々取り組みました。まずは無事に活動を終えられたこと、とても感謝しております。ありがとうございました。

今年度「3.11オモイデツアー」は、まだまだ微力ながらも、県外の方と地元の方との繋ぎ役ができるようになりました。そして、スタッフが沿岸部で実現したい企画のプラットフォームとしての機能を持ち始めましたようにも感じます。

「3.11オモイデツアー」が、来年度も継続して活動できるよう、クラウドファンディングの活用も企画中です。
皆様、引き続きよろしくお願いいたします。

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