先日のスタッフミーティングで話し合ったことを元に、あれスペ実行委員会の主要メンバーと荒浜里海ロッジ応援団、オモイデアーカイブマネジメント部でミーティングを行いました。荒浜里海ロッジ応援団さんからは前回のミーティングで何か協力できることがあれば、とお声がけいただき、今回加わっていただきました。参加者11名。
新型コロナウイルスの影響により、各種イベント開催も危ぶまれる中、あれスペ実行委員会さんの方で決定してから、ということになり、3月22日に予定していたオモイデツアーについてはひとまず保留、ということになりました。
もうひとつの議題、東日本大震災から10年を迎える2021年3月11日に向けて、オモイデアーカイブとして何を残すか、伝えたいものは何か、などについて議論を重ねました。
前回のミーティングで出された意見を元に、10周年を節目として、2011年から現在までのまちと人の移ろい、現在の様子を伝える機会にしようという一方で、10年という数字がクローズアップされることに違和感があるという考えも。わたしたちにとって2021年3月11日だけが特別な年日ではもちろんないし、10年という「節目」が「一区切り」になってしまわないような配慮が必要です。
残念ながら、どう抗っても10年という数字を境に（全国的に）人々の関心は大きく後退し、風化は進んでいきます。それに対して指をくわえだまって見ているしかないということではなく、わたしたちにとっては10年はただの通過点と捉えているし、そこで何ができるか、それを機に次の活動への一歩となれば、という思いは変わりません。
「10年」という数字だけが一人歩きしないよう、さらにみんなでディスカッションを重ね、身丈に合った地に足のついた活動を、コツコツと続けていきます。
