昨年9月から12月にかけ、宮城県沿岸部全域を2015年以来5年ぶりに、14市町を定点撮影で巡ってきました。
この定点撮影中、特に印象深かったのが、地元の方々が震災後の写真をご覧になった時の「ここにずっと住んでると、震災直後はどいなんだったか、ここに何があったかも忘れでんだわ」「あん時の写真か。懐かしいごだ」という「忘れてる」と「懐かしい」という言葉。
たまたま、私が出会った方々がそうだったのかもしれませんし、体験の程度による個人差もあるのかもしれませんが、この言葉は、気仙沼の他、石巻、女川でも耳にし、正直驚きました。
「私たちも憶えてないことが多い」と、地元の方が口にする震災直後のまちの様子。2015年に行った定点撮影と今回とで、決定的に違うのが、そこでした。
3.11定点撮影も含め、これまでの3.11オモイデアーカイブの活動をていねいに取材していただきました。TOHOKU360安藤歩美さんに、心より感謝です。ありがとうございました。
記事はこちらです→ tohoku360.com/10yearsafter-4/