「仙台蒲生の日本一低い日和山」山開き登山に参加しました

7月2日(日)、「仙台蒲生の日本一低い日和山」山開き登山が行われ、今年も多くの登山客が山登りに挑戦しました!3.11オモイデアーカイブからも、有志が参加しました。

仙台市宮城野区蒲生の日和山は、震災前、標高6メートルあったものが、津波で削られるなどして現在は標高3メートル、日本一低い山として知られています。

登山の前に、今年も「中野小太鼓」からスタート!
集合場所である「なかの伝承の丘」は、元々中野小学校があった場所で、児童たちはこの中野小太鼓を伝統として励んでいました。津波の瓦礫の中から太鼓は見つかったものの、中野小は閉校。しかし、この日和山登山のために今年も、意思を引き継いだ児童や中野小の卒業生たちが、伝統をしっかりと守り演奏してくれました。

今年も、中野ふるさとYAMA学校の武田さんの草笛で、登山の一歩を踏み出します。武田さんの笑顔は天下一品ですね!

熊鈴の音色が鳴り響く中、なかの伝承の丘から防潮堤沿いに進みます。一帯は工業地帯となり、防潮堤で遮られ、日和山の姿は見ることができません。途中、高砂神社で安全祈願。津波に耐えたクロマツがあったり、貞山堀のレクチャーもありながら、いざ日和山を目指します。日和山より断然高い防潮堤を越えると、眼下に日和山が広がりました!

参加者たちは、一歩一歩山頂へ。無事登頂!バンザーイ!!そして、登頂証明書が手渡されました。

そしてなんと…日和山のふもとに、熊出没!
「熊出没注意!熊が出たらあわてず餌をあげてください」の注意喚起看板のとおり、みなが落ち着いて熊さんと仲良くなっていました。こどもたちにも大人気でした!

看板ひとつひとつ見ても、地元の方たちから日和山がどんなに愛されているかが伝わります。震災があって、生活や風景は変わってしまったけれど、ここに集まったみんなの笑顔に今年も出会えて、よかったです。

日和山の山開きは、来年も7月の第一日曜日に開催される予定です。ぜひご参加ください。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。