「仙台蒲生の日本一低い日和山」山開き登山

7月7日(日)「仙台蒲生の日本一低い日和山 山開き登山」が開催されました。参加者220名、うちオモイデツアーからは10名が参加してきました。

仙台市宮城野区蒲生の日和山は、震災前、標高6メートルあったものが、津波で削られるなどして現在は標高3メートル、日本一低い山として知られています。当初、日本一高い山・富士山の山開きに合わせて行われていたこのイベントも、今年からは7月の第一日曜日に開催日を改め、震災以降としては今回で6回目を迎えました。

旧中野小学校跡地、中野地区地域モニュメントには、かつて蒲生に住んでいた方々をはじめ、市内・県外からも多くの登山客が、本格的な登山ウェアに身を包み、大集合!開会式では、漁師の大漁を願って出港の際演奏されていた太鼓が元になっているという「中野小太鼓」が中学生たちによって披露されました。鬼の面をかぶった「山神様」の笹笛が鳴り響き、登山スタート。建設中の防潮堤沿いにみんなで歩き、7合目の「高砂神社」では安全祈願をしました。途中、「峠の茶屋」でひと休み。「山岳救助隊」も揃うなか、本格的な登山ルートを一歩一歩踏みしめ、いざ頂上を目指します。防潮堤を越え、蒲生干潟沿いに進むと、ようやく日和山が眼下に広がりました。そこで一旦9合目となる下に降り、ここから、1人ずつ、6段ある階段を上って、無事登頂!バンザーイ!!最後に、参加者220名みんなで山頂に登り、記念撮影。そして、登頂証明書が手渡されました。

東日本大震災後初の山開きは、45名の参加者だったそう。6年継続してきたことで、震災で離ればなれになってしまった住民たちが集まる場になり、思い出を語り合い、笑顔で賑やかにイベントを開催できる、そう育ってきたのだと感じました。

日和山の山開きは、来年も7月の第一日曜日に開催される予定です。ぜひご参加ください。

「中野小太鼓」からスタート!
復興工事が進む道のりを歩く
山神様も歩く
日和山山頂、全員が登頂成功!
「登頂証明書」イラストは今年もオモイデツアースタッフの三原さんが担当しました
その三原さん(右から2番目)おめでとう!

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