2月11日(金・祝)〜13日(日)、長崎市現川町の「うつつ川・森のぶんこう」にて、「8.9→life←3.11(らいふ)」定点撮影パネル展が開催されました。
主催者は「Conné~こんね~/長崎の語り部から学ぶ会」さん。代表の奥村さんは長崎生まれ仙台在住で、原爆が投下された長崎と東日本大震災で大きな被害に遭った宮城を、ご自分の身丈にあったやり方で橋渡し役的活動を続けている方。
3.11オモイデアーカイブが出版した震災後と現在を定点写真で記録した「3.11キヲクのキロク、そしてイマ。2021」の発刊にあわせてパネル展を開催する企画が持ち上がり、その最初の会場として 「Conné~こんね~/長崎の語り部から学ぶ会」さんが手をあげていただき、長崎市からスタートすることになりました。
会場となった長崎市現川(うつつがわ)町の「うつつ川・森のぶんこう」 では、「3.11キヲクのキロク、そしてイマ。2021」掲載写真に加え、本には未掲載の宮城県内の定点写真もご覧いただきました。また、今回は被災生活に特化したパネルも新しく制作し、津波被害だけではない、東日本大震災での一市民の暮らしぶりも展示させていただきました。現川町会場では、関連企画として、宮城の学生・子供たちが紡いだキッズゲルニカ展示、仙台七夕に思いを彩ろう 短冊ワークショップ長崎と宮城のオンライン座談会なども実施されたそうです。
戦争と自然災害の体験と記憶を継承する役割を担う長崎と宮城。このご縁は10年前に遡り、2012年に実施した「3.11キヲクのキロク」全国パネル展では110ヵ所で展示していただいたおり、一番最初にパネル展を開催していただいたのが長崎でした。
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次いで、2月15日(火)~23日(水)、長崎市野母崎(のもざき)町地区内(5カ所)にて、「3.11キヲクのキロク、そしてイマ。2022」定点撮影パネル展が開催されました。きまま焙煎所、恐竜パークインフォメーション、青潮学園、野母崎地域センター、18親和銀行野母支店の5会場です。
野母崎でパネル展を開催していただいた「きまま焙煎所」の菅原さんは、実は10年前の全国パネル展の際にも手描きポスターを描いていただくなど熱心にパネル展を開催していただいた方です。10年が経って、また今回もこのようなご縁をつないでいただいたこと感謝申し上げます。ありがとうございます。
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この展示会、長崎で実施後は、佐賀、福岡、熊本と巡回します。お近くの方、ぜひ足をお運びいただけたらうれしく思います。
*追記
「Conné~こんね~/長崎の語り部から学ぶ会」 さんの発案で会場に黄色い募金箱を置いていただきました。大変有り難いことに、長崎市現川町で8,817円、 長崎市野母崎町で6,020円の募金をいただきました。3.11オモイデアーカイブの活動資金として大切に使わせていただきます。お気持ちを寄せてくださった皆様、ご来場いただきました皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。