「おらほのアルバム ~縁側で見るまちのオモイデ写真~」終了しました

せんだい3.11メモリアル交流館と3.11オモイデアーカイブの共同企画「おらほのアルバム ~縁側で見るまちのオモイデ写真~」、終了しました。

3月1日〜6月19日までのイベント期間中、多くの方々に足を運んでいただきました。縁側を中心に「交流」が生まれ、来場者同士がオモイデ話に花を咲かせ、集まった写真は3,000枚にものぼりました。随時増やしていった壁の写真には、たくさんのコメントが寄せられました。当時、沿岸部で暮らしていた方のオモイデ、当時を知らないこどもたちの言葉、ひとつひとつが大切な宝物となりました。

仙台市沿岸部とひとくくりにされると、震災の話が中心になります。もちろんそれは大切なこと。だけど、震災から10年を経て、震災以前のまちの暮らしを伝え残していくこともまた、大切なこととして語れるようになった、聞けるようになった、と感じています。このイベントを通して、震災前のたくさんの写真が集まりました。それらがあるからこそ、見た方がオモイデを話してくれる、多くの方が語ってくれる、それをみんなでじっくりと聞ける、そんな場づくりができたと思っています。

「沿岸部に住んでいた方も、震災前の風景を知らない方も、さまざまな人が写真を通してかつての暮らしに思いを馳せ、交流できる機会となって欲しい」という思いから生まれたこの企画。こうした場があることで、話すこと・伝えることができる。聞くこと・残していくことができる。そう、改めて実感しました。3.11オモイデアーカイブとして、これからもこういった場づくりを大切に、活動していきたいと思います。

イベント期間中、お越しいただいた地元・荒浜のみなさま、蒲生のみなさま、沿岸部のみなさま、まちなかのみなさま、ありがとうございました!

なお、引き続き沿岸部の震災前の写真を募集中です。ぜひお声がけいただけたらうれしいです。

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