2024年12月2日(月)10:30~、井土集会所で「おらいの縁側座談会」を開催しました。
震災以前の井土の写真を見ながら、当時の井土の様子や暮らしのこと、懐かしい思い出話しなどを聞かせていただきました。
参加者は10名、うち井土にお嫁に来た方が9名で、1名は生粋の井土っこ!
まずは昭和40年の井土周辺の地図と、およそ同時期の空撮からご覧いただきました。まわりの集落と比べてひときわぎゅっと住宅が詰まっている印象の井土地区。早速、ご自宅の場所をみんなで確認し合ったところからスタートです。
井土の一本松、船溜、野焼き、貞山堀、藤塚の渡し船、荒浜の運動会などの写真をご覧いただきました。一本松のところにあった桜の木、貞山堀を船で渡ったこと、馬場があり正月になると馬が練り歩いたこと、運動会ではむかで競争に一番力を入れていたこと、閖上の方から魚を売りに来ていたこと、井土では野菜を作り、売りに歩いたこと、などなど…これまで聞いたことのなかった楽しいお話しがどんどん飛び出し、みんなで笑い合いながらおしゃべりされていた姿が印象的でした。
終了後もおしゃべりが続き、参加者の方お手製のお漬物が登場し、昔はこうして漬けていたとか、その野菜も作っていたとか、正月用のお餅はいまもついているとか、そのままの流れでお茶っこに。この自然な形で思い出話しを聞けるのが、この会を開催していてよかったなぁと思う瞬間のひとつです。
ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました!
次回の「おらいの縁側座談会」は、2025年1月25日(土)18:30~19:30、仙台市を飛び越え!名取市図書館で「閖上編」を開催します。
*
「おらいの縁側座談会」とは?
せんだい3.11メモリアル交流館では、震災以前の沿岸部を映した写真を集めるプロジェクト「おらほのアルバム」を行っています。ご提供いただいた写真の中から、地域やテーマごとに写真をピックアップし、みなさまと一緒に写っている場所や行事、懐かしい思い出などをお話しをするイベントです。
主催:せんだい3.11メモリアル交流館 企画協力:3.11オモイデアーカイブ