2025年9月13日(土)10:30〜、せんだい3.11メモリアル交流館 2F展示室で「おらいの縁側座談会 藤塚編」を開催しました。
今回は、開催中の写真展「渡し舟を待つ―昭和45年、藤塚」に合わせ、メモリアル交流館へご提供いただいた震災以前の藤塚や閖上の写真を見ながら、当時の様子や暮らしのこと、懐かしい思い出話しなどを聞かせていただきました。
参加者は13名、うち藤塚の方が1名、閖上の方が1名。会場のしつらえで、左が藤塚、センターの名取川(テーブル)をはさみ、右に閖上、という流れで写真を貼ってあるのが、ポイント。そこに気付いてか、たまたま偶然か?!藤塚の方は藤塚の写真の前に、閖上の方は閖上の写真の前に座っていらして、会場のみんなで「おぉー!さすが!」っと開始早々一体感が生まれました。また会場には、開催中の写真展に展示されている写真を撮られた菊地勝良さんも同席され、会場のみなさんと一緒に、撮影当時のお話しなども伺いました。
藤塚から見る閖上は都会だった。「街に行く」と言って、お洒落して行った。映画も、美容院も、病院も閖上に行った。銭湯があるのが都会!閖上の建前は豪華だった。父が戦争で出征し、手紙と一緒に送るために家族で写真を撮ったのも閖上の写真館だった。閖上大橋が架かる前は渡し舟だった。行商のおばちゃんが大きな荷物を背負って乗っていた。昔は何円か払ったけど、途中から県営に変わって、無料になった。などなど…みなさんが口を揃えて「閖上は都会!」と言っている姿に、会場は終始にこやかな笑顔で溢れました。
ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました!
次回の「おらいの縁側座談会」は、2025年10月1日(水)10:30~12:00、またまた仙台市を飛び越え!名取市閖上公民館で「閖上編」を開催します。
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「おらいの縁側座談会」とは?
せんだい3.11メモリアル交流館では、震災以前の沿岸部を映した写真を集めるプロジェクト「おらほのアルバム」を行っています。ご提供いただいた写真の中から、地域やテーマごとに写真をピックアップし、みなさまと一緒に写っている場所や行事、懐かしい思い出などをお話しをするイベントです。
主催:せんだい3.11メモリアル交流館 企画協力:3.11オモイデアーカイブ
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写真展「渡し舟を待つ―昭和45年、藤塚」
せんだい3.11メモリアル交流館で開催中です。
https://sendai311-memorial.jp/feature/watashibunewomatsu_s45fujitsuka/
