4月21日(土)、今年度初の3.11オモイデツアースタッフミーティングをメディアテークで開催。今回はオブザーブ参加自由ということで、スタッフ含め25名が出席しました。
ミーティングでは、昨年度の収支、今年度の活動資金およびスケジュールについて報告を行い、続けて、2020年東京オリンピックにあわせ仙台市沿岸部で運動会を行いたい旨の提案を行いました。
私たち「3.11オモイデツアー」の活動ポリシーは、➊沿岸部のまちのファンづくりのためのツアーで地元の人とゲストの交流を促す ➋メインコンテンツは元々の「まちの暮らし」と「地元の人」、そして「オモイデ」 ➌スタッフのアイディア・想いをみんなで形にする、ことです。
3.11オモイデツアーで毎回行われる、昭和時代の写真を観ながら想い出を語り合う「オモイデを語る会」は、この活動ポリシーに沿ったメインコンテンツですが、蒲生も荒浜も、「運動会」は笑顔で語られる素敵な想い出であり、多世代共通の話題として適しているのではないかと思ったことが、運動会催を提案した一番の理由です。
一方、ナイーブな事情を抱えるテーマでもあることから、地元の皆様と一緒に運動会を作りあげていくために、これまで「オモイデを語る会」で積み重ねてきたノウハウを活かし、当時の運動会の写真を観てもらい(写真募集も含め)住民の皆さんの想い出や、どんな競技が行われたのかなどの話しを伺いながら丁寧に聞き取りを行い、形にしていくことが大切であることも話し合われました。
3.11オモイデツアーの拠点として使わせていただいている里海荒浜ロッジさんや舟要の館さんだけでなく、市民センターさんや移転先の公営住宅集会所などに出向いたり、小学校の元校長・教頭先生、町内会、体育振興会などにも話を伺うこと、また、貞山堀を使った水辺の競技の新設や砂浜で運動会を行うという「新・運動会」という手法もあるなど、様々なアイディアや意見も出されました。
この日のミーティングで、2018年度の活動を「運動会」を主テーマとすることをスタッフ間で共有しました。
また、①運動会を実施することが目的ではなく、元住民の皆様の想い出や、どんな競技が行われたのかを伺いながら、実施プランを形にしていく ②その実現のためのアイディア出し ③市民センターや町内会などに赴き運動会に関わった多くの方々の話を伺う ④ヒアリングの記録をもとに、運動会のプログラムを決める。⑤運動会の形態はヒアリングを進めながら徐々に行う。ことなどを決めました。
ミーティング前日「被災前の運動会再現へ」2020年に運動会実施、と新聞で報じられましたが、一昨年と昨年、偽バス停&市営バスツアーや日本一低い日和山登山を企画・運営・協力した時と同様、地元の方々の意思を尊重してプログラムを進める所存です。ご理解の上、一層のご指導とお力添えを賜りますよう、お願い申し上げます。