「ライブラリー・オブ・ザ・イヤー 2018」優秀賞をいただきました

この度、3.11オモイデアーカイブが宮城県で初となる「ライブラリー・オブ・ザ・イヤー 2018」優秀賞をいただき、最終プレゼン及び表彰式のため横浜へ行ってきました。

会場のパシフィコ横浜では、図書館総合展が開催され、「ライブラリー・オブ・ザ・イヤー」はその一環で行われました。最終選考には全国から4団体が選ばれ、当日は1団体各7分のプレゼンが行われました。

残念ながら最優秀賞とはなりませんでしたが、私たちの活動の本質である“活用を重視したアーカイブ”、“市民全員がアーキビスト”が認められ、大変誇りに思います。ありがとうございました。

【受賞理由】
『活用を重視した「記憶を育てるアーカイブ」がアーカイブ・図書館の本質を問う』
東日本大震災後の市民による地域アーカイブ活動。津波被災で失われた仙台沿岸地域のくらしの記録を、市民自らが“アーキビスト”となり“ユーザー”となって発掘し、人びとの記憶を引出し、共有し、育んでいる。このため、地域の人びとにとっては「ジブンゴト」であり、訪れる人にとっては自らのコミュニティの意味を省みさせるかかわりしろがあり、後に発災した熊本地震の地域アーカイブ活動にもつながった。
記録の「活用」を重視することで、単にデジタル化した記録を蓄積公開することにとどまるのでなく、地域の知や価値の継承・創造的循環を可視化しているといえ、図書館やアーカイブの原点、本質を表す活動となっている。

【Library of the Yearとは】
これからの図書館のあり方を示唆するような先進的な活動を行っている機関に対して、NPO法人知的資源イニシアティブが2006年より毎年授与する賞。
https://www.iri-net.org/

この賞は、一緒に活動してくださっている沿岸部のみなさん、そして3.11オモイデアーカイブのスタッフ、活動に携わってくれている関係者のみなさん…全員でいただいた賞だと思っています。改めて、感謝します。ありがとうございます!そして、おめでとうございます!

プレゼンでも話させていただきましたが、わたしたちは沿岸部の方たちと約束したことがあります。それは、「沿岸部のファンを増やす」ということ。今後も、「沿岸部のファンを増やす活動」を、みんなで地道にコツコツと続けてまいります。

みなさま、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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