Library of the Year 2018 を受賞して

この度は Library of the Year 2018 において優秀賞をいただき、ありがとうございました。
最初に申し上げておきたいことは、この賞は、私共と一緒に活動してくださっている仙台市沿岸部の皆様、活動に携わってくれている関係者の皆様、これまでツアーに参加してくれた皆様、想いをともに活動しているスタッフの全員でいただいた賞だと思っております。心からおめでとうございます!
仙台に戻り、11月16日には「ライブラリー・オブ・ザ・イヤー 2018 優秀賞受賞記念~ご報告をかねて懇親を深める会」を行い、いつもお世話になっている総勢80名以上の方と喜びを共
有させていただきました。
私たちの活動は主に「3.11定点撮影プロジェクト」と「3.11オモイデツアー」の2つで、受賞の理由は『活用を重視した「記憶を育てるアーカイブ」がアーカイブ・図書館の本質を問う』でした。図書館という館・場所を持たない私たちですが、写真では残せない“記憶”にフォーカスすることで、“まちと人の記憶を引き出し、地域の知恵と知識を知り、育み、記録する”という活動を行っております。この点が評価されたことは、活用を重視したアーカイブ、市民全員がアーキビストという活動ポリシー掲げている私たちにとって、有り難く、また大変誇りに思う賞です。
「3.11オモイデアーカイブ」は、今回の受賞を励みに、2021年、東日本大震災から10年を見据えつつ、これからも活用重視のアーカイブと沿岸部のまちと人々のファンを増やす活動を地道に続けてまいります。すべて失ったように見える沿岸部ですが、ぜひ、宮城、仙台に足を運んでいただき、地元の皆さんとの交流を図りつつ、地域の宝モノ探しにご参加ください。多くの皆さんのご来仙をお待ちしております。この度のLibrary of the Year 2018 優秀賞、誠にありがとうございました。
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