3.11定点撮影ツアー石巻

現在行なっている「3.11オモイデツアー」の前身となる「もういちど見てみよう3.11ツアー」は、震災直後に写された写真と同じ場に立って変化を見るというもので、2013年度、2014年度に実施しました。これは、変化したところ、変化していないところを見てもらい、震災や復興について直接感じてもらえことを主にしたツアーでした。

石巻出身の大林さんが定点で撮影し続けている場所で、写真では何度か見ている場所ですが、実際にその場に立つのはほとんどがはじめて。「ここだったんだ」と思う一方、かさ上げされ、整地され、新しく建物が立つと、もう手がかりがなくなってしまい、この風景をずっと前から知っている人たちは、このまちをどう見つめているんだろう、と思うこともしばしば。


大林さんガイドのもと、震災後の定点撮影活動を共にしている仲間たちとまわった石巻。まちのビジターが定点撮影でどう見えるか?震災をどう伝えるのかの試みでもありました。
激しい地震の揺れや津波の映像でなくても「伝わる。感じられる。考えることができる。想像できる。」方法はあります。

今回のツアーは、それを再認識する時間でもあり、写真を使い伝えることのヒントもいくつか得られました。大林さん、参加者の皆さん、今日はありがとうございました。

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