せんだい3.11メモリアル交流館との共同企画「おらほのアルバム 〜縁側で見るまちのオモイデ写真」。
4月23日(土)13:30〜15:00、写真を見ながら東日本大震災以前のまちの風景や暮らしのあれこれを、語り、聴くイベント「おらいの縁側座談会」の第1回目「高砂編」が開催されました。
今回の座談会には、3.11オモイデツアーでいつもお世話になっている中野ふるさとYAMA学校のみなさんが駆けつけてくれました!また、高校生や大学生も参加してくれて、熱心に聴きメモをとってくれていたのがうれしかったです。
・日本一低い「日和山」。標高3メートル、6段の階段が登山道。蒲生干潟やその先には海が広がり、野鳥や魚など豊かな場所だった。震災の日もアサリを捕っていたが、海の色が違った。
・蒲生に広がっていた「山」は防潮林の松林のこと。松葉を集めて1年分の燃料にした。「こぼれさらい」と言って、みんなで集めた。その時に使う熊手は各家庭で竹を曲げて作っていた。仙台新港ができる前あたりまでの頃。
・高砂神社のおまつり。御神輿は800キロもあった。塩釜神社の御神輿は1キロなので、それに次ぐくらいの立派なものだった。重いので、次々と担ぎ手が変わる。沿道のお宅ではそれぞれお酒を用意して待っていた。20メートル進んではお酒をいただき、を繰り返すので、神輿担ぎは丸1日かかった。津波に流され、御神輿の一部すら見つからなかった。
などなど…高砂地区のオモイデをたくさん伺い、あっという間の1時間半でした。ご参加いただいたみなまま、ありがとうございました!
次回は5月28日(土)13:30〜15:00「荒浜・七郷編」でお目にかかりましょう!